12月のお知らせです。年末年始が近づいてきました。今年も一年、当院の診療にご理解、ご協力いただき本当に感謝しています。また、皆様からのたくさんのお気遣いや励ましのお言葉をいただいています。本当にありがとうございます。来年もまた一歩一歩努力し、少しでも良い病院にしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
年末年始の休診予定
12/30(火)~1/5(日)の期間が年末年始休診となります。
ご迷惑をおかけしますがご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
今後、当院LINE@(下記参照)を中心に、繰り返しアナウンスもいたします。
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2024年、今年のブログ記事をまとめます。
今年も、いつのまにか12月になっていました。早い💦
さて、当院では月一回を目安にこのブログ記事を更新し、皆様に様々な情報を提供するようにしています。
記事は院長が執筆しています。内容は「ペットのご家族にとってなるべく身近な内容」そして「難しくないお話し」を心がけています。難しい医療の専門的な話をしても面白くないと思うので、ペットとの日常生活に関連した内容、病気であれば遭遇率の高いトラブルやそのケアについて、あるいは予防関連などを中心に解説してきました。
自分で言うのもなんですが、結構役に立つ情報も多いと思います。そこで、今年一年の記事を抜粋し「この記事はこういうコンセプトで書きました」というコメントを添えて振り返りたいと思います。面白そうだな、と思った記事がありましたら是非ご一読いただけると幸いです。
それでは振り返りスタート!
1月の記事「当院の手術について」
1月は当院における「手術のスタンス」についてお話ししました。
当院は小さな一次病院ですが、なるべく多くの手術に取り組むよう努力しています。当院で可能なもの、不可能なもの、過去の手術実績などについて解説しています。なお、当院で難しい手術については紹介となることもあります。詳細は記事をご覧ください。
2月の記事「犬のアトピー~かゆみを抑える戦略~」
2月は犬のアトピー性皮膚炎における「痒み止めのお薬」のお話でした。
犬のアトピーは最も一般的な皮膚疾患で、多くの患者さんがいます。アトピーはごく簡単に説明すると
- アレルギー反応が起こりやすい(痒みが出やすい)
- 皮膚のバリアが弱い(アトピックドライスキン)
という二つの肌質を持っています。治療の本質はスキンケア=保湿ですが、そのために大事なのが「痒みのコントロール」です。痒みのコントロールはどうしてもお薬に頼る必要がありますが、その話を中心に解説しています。
5月の記事「身体検査について」
5月はシンプルそうで奥の深い「身体検査」のお話でした。
身体検査は、最も身近な検査です。ご家族にも実施可能なものもありますし、知っておいて損はない身近な内容かと思います。院長の個人的な見解ですが「動物ならでは」の身体検査についての考え方も解説しています。身体検査は確かに重要なのですが、無理矢理やるよりもっと重要なコトがあるよね?という、そんな考え方です。興味があればぜひご覧ください。
6月の記事「ペット保険Q&A」
6月は常に質問の多い「ペット保険」について。
ペット保険については過去にもブログ記事があり、本記事でなんと三本目となります。それだけみなさんの関心も大きい分野の様です。基本的に院長は「ペット保険不要派」ですが、その理由を「そもそも保険とはなにか?」という面からお話ししています。その他、ペット保険についてよくある質問にも返答しています。本記事と合わせて、過去記事も読んでいただけると嬉しいです。
7月の記事「確定診断は必要か?」
7月は「確定診断は必要か?」と言う内容でブログ記事を書きました。
当院の記事にしては少しだけ難しい内容かもしれませんが、なるべくわかりやすく書いたつもりです。病気を診察する時の「獣医師の思考回路」がちょっとだけわかるかもしれません。記事中にも出てきますが、大事なのは無理矢理カッコつけて「確定診断」をすることではなく「落ち着いて現状の病態を把握することなんだよ」ということを「実際の症例を元に」解説しています。なお、紹介した症例は12月現在も病状は落ち着いて管理できています。
8月の記事「できますか?投薬、点眼、耳のケア」
8月は「できますか?投薬、点眼、耳のケア」と言うタイトル。
タイトルでは「投薬、点眼、耳のケア」となっていますが、その他にも「歯や皮膚のケア」についてもお話ししている内容です。特に、子犬や子猫など、まだ成長期のペットを育てているご家族にはぜひ読んでいただきたいと思います。
この記事は、多くのご家族に取り組んでいただきたい「ケア」というモノについてまとめた内容となっています。「ケア」とは調子の良し悪し関係なく、常に実施するものです。例えば、多くの女性は日々肌のお手入れをしていると思いますが「皮膚病だからやっている」というわけではないと思います。調子の良し悪しに関わらず、毎日実施していることでしょう。しかし、動物は自分で自分のお手入れをすることができません。ということは「誰か」がやってあげるしかないのです。当然その「誰か」とはご家族になります。ペットを家族に迎え入れたのならば「ケアをする義務があるんだ」ということを理解していただく必要があるんですね。「犬は散歩とエサやりをしてればOK」という昭和の感覚はとうに終わっているのです。
9月の記事「愛犬の車の乗せ方知っていますか?」
9月は主に犬について「車への乗せ方」を題材にした記事です。
犬を飼っている方にとっては、愛犬を自動車に乗せて出かけることは日常的なことだと思います。しかし、犬の乗せ方を本当に正しく理解できている人はどのくらいいるでしょうか?自動車の運転は時にヒトの命を奪いかねないものです。正しく犬を乗せてない場合、そのリスクが高くなることに気づいていますか?。「何か」があってからではもはや手遅れ。ご確認のためにもぜひ一度記事をご覧ください。正しい乗せ方は、犬を飼う方にとっての最低限のマナーの一つです。
11月の記事「犬の咬傷事故を考える」
11月は「犬がヒトや他の犬を咬んでしまった」という「咬傷事故」のお話しでした。
犬の咬傷事故は年間5000件程度と報告されていますが、潜在的な件数は数倍以上かと思われます(報告や記録されない件数はかなり多い)。5000件だとしても一日10件以上ですから決して少なくはない数字です。咬傷事故が起こる理由のほとんどは「過信」と「ノーリード」によるもの。愛犬を100%理解したい気持ちはわかりますが、それでも犬は突然予期せぬ行動をとる動物です。「うちの子は絶対」と言う過信はNG!。また、公共の場でのノーリードはどのような理由でも正当化されません。絶対にやめてください。記事内では、実際の事故例や賠償例などを紹介したリンク記事もいくつか貼り付けています。例えば犬をノーリードにしたことで引き起こされた悲惨な事故では、多額の賠償金が発生するケースが多々報告されています。この記事は、すべての犬のご家族に知っておいて欲しい内容となっています。
まとめ
今回は、2024年にアップしたブログ記事の一部をご紹介してきました。
なかなか、全部を読んでいる方は少ないかもしれませんが、面白そうなところだけでも読んでいただけると幸いです。
毎月「何を書こうかな」と悩みながら頑張っていますので、ときどき「先生、アノ記事見ました!」と言ってもらえると嬉しくて励みになります!
また、今年よりも前の記事もまだまだお役に立てる内容のモノがたくさんあります。この機会にぜひご覧になってみてください。
病院看板猫の「なこ」の闘病記録も人気記事です。
過去には、「なこ」の闘病ブログ記事を読んだ方から、何度も励ましのお電話をいただいたりすることもありました。
なお、病院猫「なこ」は現在もリンパ腫という悪性腫瘍の治療中です。病院をフラフラ歩いてることがありますが、頑張ってますのでまあ大目に見てやってください(笑)
では、また一月の更新をお待ちください。