11月のお知らせ

11月になりました。後述しますが、フィラリアの最終感染は11月の中旬です。よって、最後の予防は「その後」。具体的には11月下旬~12月上旬となります。

11月の診療日程

11月23日(火祝)は祝日のため休診です。その他は、毎週日曜日および火曜の午後が定休診となります。

 

先日11/4(木)に臨時休診をいただきました。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。一部の患者様から「常用薬が切れて困った」とのご連絡をいただきました。臨時休診は、このホームページ、LINE@、来院時にお配りするチラシ(はとりの動物病院ニュース)などで、できるだけ早い段階でご案内していますので、なるべくお薬がなくならない様ご検討ください。なお、先日も台風の際は診療を縮小するなど急に休診となることは常にありえます。ですので、基本的には少し余裕をもって用意していただくことをお勧めいたします。

フィラリア予防&マダニ・ノミ予防 いつまで?

この地域では、フィラリアは11月中旬ごろが最終感染となります。フィラリア予防薬は「体内に侵入したフィラリア幼虫を駆虫するお薬」ですから「最終感染の後」に投薬する必要が有ります。

個人的な「寒い」とか「蚊が飛んでいない」と言うようなふわっとした感覚は予防をしない理由にはなりません。フィラリア予防期間は過去の気候データからフィラリアの最終感染を科学的に計算して導き出しています。

具体的には「11月下旬~12月上旬」に投薬すれば今年の予防はおしまいです。11月上旬の投薬で終了した場合は100%の予防とはなりませんのでご注意ください。

フィラリア予防は義務ではありませんので、いつまで予防するかどうかは、上記アドバイスを基にご家族が決定することになります。「よくわからない」と言う方は、当院の指示通りに投薬すれば完全な予防が可能です。

 

対して、マダニやノミは予防期間が決まっていません。理由はカンタンで「一年を通して被害があるため」です。「冬は被害がない」と思い込んでいる方がとても多いのですが、「無い」のではなく「少ない」だけです。緑の多い場所や部分的に温度が上がる場所ではマダニやノミが普通に活動してます。野生動物では年間を通してマダニやノミが寄生しているのが当たり前です。

ここは、フィラリアとは大きく違う所なのでご注意ください。

当院からのアドバイスとしては「アクティブなペットでは通年予防を推奨」となります。

 

病院の猫「ナコ」の闘病記録 ~治療編①~

さて、先月のお知らせでリンパ腫闘病中の病院看板猫「ナコ」のことをお話ししました。

これまでの経緯は、10月のお知らせ「病院猫<ナコ>の闘病記録」をご覧ください。

今回から、ナコの治療について少しづつご報告していきます。

まず、結論からお話ししておきます。

現時点で、抗がん剤の初回投薬から約2年となりました。そして「がん」の影は完全に消えていて、学問的には「完全緩解」という状態。一般的コトバとしては「完治」に近い状況となっています。なお、現在もまだ抗がん剤の投薬は実施中です。

 

「ナコ」のケースでは治療がうまくいったように見えますよね。これは「ナコ」のリンパ腫のタイプが「低悪性度」であったことがすべてで、本当に不幸中の幸いというパターンでした。リンパ腫の分類パターンは様々ありますが、その「悪さ」で分類する場合、大きく「低悪性度」と「高悪性度」に分かれます。ちなみに、リンパ腫はすべて悪性ですので、良性のモノはありません。

 

さて、ナコの治療を振り返ってみます。

 

抗がん剤にも色々ありますが、今回のリンパ腫のタイプでは「飲み薬」による治療がメインとなります。具体的には「クロラムブシル」という治療薬を使います。実は、このお薬は日本では販売されていません。そのため、海外から薬を輸入する必要があります。海外にあっても日本にない薬と言うのは山ほどあって、結構不便を感じることが多いですね。まあ、「ナコ」のために仕方がないので(笑)、めんどくさい輸入手続きをするわけでした。

 

さて、猫の投薬は難しいというのが一般的です。それも、いつ終わるかわかりません。ヒトによっては果てしない苦行に感じてしまうかもしれません。

 

実際、「ナコ」もすごく嫌がりますが、もう問答無用で口を開けて「のど」まで抗がん剤を押し込みます。このあたりで、すでに「可哀そう」と感じてしまう方も多いかもしれません。でも、もっと「可哀そう」なのは、がんが進行して命を落とすことです。

 

「先生だからできるんでしょ」「病院の猫でラッキーだったね」という感想もいただきましたが、本当にそうでしょうか?

 

私は「覚悟があるかないか」ただそれだけだと思っています。治療すると決めたら、何があっても治療する。一番頑張っているのは「ナコ」です。手助けをする私たちが頑張らないわけにはいかないです。その覚悟があるかどうか?。できるかどうかは実は紙一重で「それ」があるかどうかなのかなと思います。「できない理由探し」をすればいくらでも出てきちゃうんですよね。「薬を飲ませる方が可哀そう」とか「副作用が見てられない」などなど。。。でも治すと決めたらやるしかないからやる。ただそれだけです。

 

話がそれました。

こうして、ナコは抗がん剤を飲む日々が始まりました。嫌々ながらも「ナコ」も頑張って飲みます。

 

さて、次回は多くの方が気にする「抗がん剤の副作用」についてお話しします。抗がん剤と副作用は切っても切れない関係です。苦しそうなイメージが付きまといますが、果たしてどうなのでしょうか?

 

来月の更新をお待ちください。

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