７月のお知らせです。
オリンピック施行のため、７月は例年とは祝日が異なります。後述しますが、当院は日祝休診ですので、ご注意ください。
7月は祝日にご注意ください
7月22日(木祝)および
7月23日(金祝)
は休診となります。
オリンピック施行に伴う祝日の移動により、上記日程が祝日となるため、当院は休診となります。普段お使いのカレンダーなどが間違ってることもありますので、ご注意ください。
検査機器、リニューアル！
先日、X線画像処理装置と超音波検査装置が新しくなりました！
- X線検査→レントゲン検査とも言いますが、放射線を当てることで体の中を調べます。実際は、白～黒の写り方の違いで病変を検出します。骨を見る検査というイメージが強いと思いますが、その他の部位でもとても有益な検査で、例えば胸部では肺の様子や心臓のサイズ、腹部では各臓器の大きさ・場所・個数などの評価を行います。
- 超音波検査→超音波を当てることで、体の内部を調べます。超音波はX線よりも、より細かく拡大した画像が描出されるので、臓器の内部構造を評価することにとても適しています。また動きのある臓器についてはリアルタイムでの観察が可能です。
X線検査および超音波検査は、動物病院において最も基礎的な画像診断と言えます。おとなしい子であれば無麻酔・無鎮静で検査が可能ですし、得られる情報もとても多いので、普段の診療から行うことの多い検査たちです。
機械がグレードアップしたとことでより精度の高い診断が期待できますが、機械の性能が上がっただけではダメ、つまり検査する私たちが正確に評価しなくてはなりません。当院の獣医師は、過去には画像診断の研修を数多くこなしていますし、院長は大学の画像診断科で研修医を務めていたこともあり、自信を持って臨んでいる分野ではありますが、より一層、動物たちのためになる検査を実施できるように努力したいと思います。
フィラリア予防「あきらめないで(笑)」
この地域のフィラリア予防は６月上旬からスタートしています。ただし、今から（7月）の予防でも十分予防効果はありますので「うっかり忘れていた！」、「バタバタしていて病院に行けなかった！」などと言う人も、モチロン今からでもご相談ください。
確かに100％の予防という意味では6月上旬スタートには劣りますが、予防効果がゼロということではありませんよ！
ときどき「今年はうっかりしていて遅くなってしまったので、もうあきらめます(T_T)」
という方がいるのですが、「あきらめないで(笑)」と言いたいです(笑)。日本人はまじめで完璧主事の方が多いなあ(笑)、と感じることもあるのですが、予防の意味は十分ありますから！ぜひ実施してあげてください。
なお、フィラリア予防開始前には検査が必要です。血液を一滴採取するだけの簡単な検査です。ぜひお気軽にご来院ください。
スキンケア治療レポート ～犬の接触性皮膚炎～
先月のブログ「6月のお知らせ」内で「接触性皮膚炎」についてお話ししました。接触性皮膚炎って何？？という方は、まず「6月のお知らせ」をぜひご一読ください。
★「接触性皮膚炎」を紹介したブログ記事「６月のお知らせ」はコチラから
接触性皮膚炎とは、読んで字の如く、何らかの物質（刺激物質）が皮膚に触れることで発症する皮膚炎のことです。
犬は総じて皮膚が弱い動物のため、シャンプー剤や消毒剤による接触性皮膚炎はかなり多いのですが、実際、犬がそれを自ら訴えられないため、問題が明るみに出ることが少ないのが現状です。そのため、実際は接触性皮膚炎が起きているのにもかかわらず「気づかれないまま」というケースが多発しています。
さらに、薬用シャンプーを処方する獣医師や、一般にシャンプーのプロと思われているトリマーさんたちも、接触性皮膚炎に対する知識が乏しいため、意外とその存在に気付くことができていません。
さて、今回、接触性皮膚炎の実例についてブログ記事をアップすることができましたので、ぜひご覧いただきたいです。
この症例は「なかなか皮膚が良くならない」と言う主訴でセカンドオピニオンで来院されました。初診時の皮膚は、言葉を選ばず言えば「ボロボロ」。そんな皮膚は果たして良くなったのでしょうか？？続きはブログ記事をご覧になっていただければと思います。
