★時間帯予約制のお話★
以前からご案内のように、12月1日(火)から、当院は「時間帯予約制」を採用することにいたしました。
- 12月1日(火)以降の診察は予約が必要です。
- 11月30日(月)までは今までと同様です。
予約の取り方などについては過去記事「時間帯予約制①~④」をご覧ください
11月中旬以降(20日ごろを目安)、普段から当院をご利用の皆様には時間帯予約制導入についてのチラシをご郵送いたします。わからないことがあれば、遠慮なくお問い合わせください。
予約は原則、一か月前から可能となります。
(例:12月15日に診察希望→11月15日から受付開始)
予約の方法は、インターネット予約、電話予約、直接来院にて予約などがありますが(詳しくは過去記事を!)、インターネット予約についてはまだ準備が整っておりません。準備完了次第、ホームページや公式LINEでご案内しますので今しばらくお待ちください。
★フィラリア予防 ラスト!★
11月以降フィラリアの予防が最終時期となります。
この地域では11月中旬以降に最後の一回予防薬を使用すればOK
具体的には11月25日あたりを目安に、それよりも「後」にお薬を使用した場合は今シーズンのフィラリア予防は終了でOKです。
予防されている個々のタイミング(毎月○○日)によって、終了が12月になる方もいますが、11月と12月で何か差がある、という意味ではありません!
予防の理論的には「あくまで11月中旬以降に最後の一回」です!例えば、毎月1日に予防している方は、12月1日が最後となります。
巷では「12月は寒いしいらないでしょ」などと、安易に勝手なこと言う素人の方がいます。が、くどいようですけど「12月だから良いとか悪い」ではないのでどうかご注意ください!(※ここまでしっかりと予防したのですから、最後までやって100%の予防を目指しましょう)。
★避妊や去勢手術について★
10月は避妊、去勢、歯科などの手術を中心に、ほぼ毎日手術がある月でした。
さて、避妊、去勢については最近多くの方から同じ質問をお受けします。特に多い質問は「痛いですか?術後つらくないですか?」「入院ですか?」というご質問。
当院では、かねてから「周術期疼痛管理」を重視しています(当たり前ですが)。カンタンに言うと「手術時の痛みの管理をしっかりしているよ」ということです。
犬猫の避妊や去勢はとても多い手術なので、獣医療域では価格競争が起こりやすい手術です。
ただ、一般論として「価格を下げるとコストを下げる」ということになりやすく、疼痛管理や安全対策が省かれることも珍しくないようです(そういう話をよく聞いています)。
当院では、安全な麻酔や手術を目指すことはもちろん、十分な疼痛管理を実施しています。コストもそれなりにかかりますので、正直、手術費の設定は他院よりも高いかもしれません。しかし、院長の個人的な考えかもしれませんが、コストを下げて価格競争することが、動物のためになるとも思えず、やはり自分の納得する手術を提供しよう、そう思っています。
十分な鎮痛管理を実施しているので、みな、その日から元気にしていることも多く、ほとんどの避妊、去勢手術が日帰りとなっています(犬の避妊は原則一泊、犬の性格によっては日帰り)。
ここで、先日あったお話を一つ。
避妊手術を終えられた猫ちゃんが抜糸にご来院しました。
飼主さまには「日帰りで心配でしたが、帰ったその日から元気で何も問題はありませんでした。」というお言葉をいただきました。
この飼主さまはもう一匹猫ちゃんを飼っていて、その子の去勢は他の病院で実施したそうで、その時はしんどくて(痛み?)大変だったそうです。
なので、今回の避妊手術後が全く元気だったことに驚かれていらっしゃいました(当院としてはいつも同じようなお話を聞くので当たり前なのですが)。おそらく、他の病院での手術が十分な疼痛管理をされていなかったのではないか?と思います(あくまで想像ですが)。
私たち獣医師からすると、避妊や去勢は数えきれないほど行う手術です。が、当事者の犬猫にとっては一生に一度きりの手術かもしれません。私は、手を抜かず、できるかぎり最善の手術を提案することが動物のためだと思っています。
手術についての詳細は犬猫とも詳細な資料を用意しています。資料だけ取りに来ていただいても構いませんのでお気軽にご相談ください。
院長 窪田