遅くなりましたが4月のお知らせです。4月はワンコの予防のための来院がとても多くなる時期です。6月頃まで当院のような小さい病院でもとても混みあう時期となります。当院は予約システムを利用しており、普段から極力待ち時間を少なくする努力をしていますが、それでもこの時期は多少混みあいますのでご容赦ください。
ゴールデンウィーク中の診療について
もうすぐゴールデンウィークですね。当院はゴールデンウィーク中も通常時と同様で、カレンダー通りの診療です。
つまり、
- 祝日、日曜日はお休み
- 火曜日は午後が休診
となります(今回のGWでは火曜日はいずれも祝日のため休診)。
5/3(土)~5/6(火)は祝日と日曜日が連続するため4連休となります。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
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⚠マダニ警報⚠ 十分に注意して下さい!
3月頃からマダニの被害がものすごく増えています。例年増える時期ではありますが、今年は大量寄生で来院する動物も多く、かなり注意をしていただきたいです。
★直近のマダニ被害ニュース★
マダニ予防が重要なのは、ペットのためだけではありません。このニュースのようにマダニによる感染症は多くの人の命を奪っています。ペットがマダニを持ち込み、ご家族が被害を受ける可能性もあるのです。
マダニ媒介感染症の中でも、SFTS(重症熱性血小板減少症)は、近年発見された病気の一つで、ヒトに感染した場合の致死率が高く、非常に恐ろしい伝染病です。
しかもこのSFTSは、猫への感受性が高いとされており、ノラ猫や地域猫が保有しているケースもたくさん報告されています。
この病気を持っている野良猫に触れたり、世話をしたヒトが感染し死亡したケース、診察をした獣医師や動物看護師が感染し重症化したケースも報告されています。
みなさんが思っている以上にマダニは危険な存在で、本当に命に関わりかねない虫なのです。「ただの虫」ではありません。
SFTSは九州を中心に発生が多くみられていますが、この病原体を持っているマダニは関東でも見つかっており、全く油断できない状況です。
★このような報道も出ています★
マダニは「咬まれてから対策する」のではなく「咬まれないような対策」が重要です。
マダニの予防法は?
動物病院で処方する、動物用医薬品を使いましょう。
ペットショップやホームセンターで販売されている製品は効果や安全性に疑問が残る製品が多く、あまりお勧めできません。
「フロントライン」という製品名で知られる「フィプロニル」と言う駆虫成分は、古くからマダニやノミの駆除・予防に使用され、現在ではホームセンターなどでも販売があるようです。しかし、近年は、マダニやノミの駆除に「フィプロニル」が効きにくい印象もあって、当院も「フィプロニル」製剤の扱いは取りやめました。
マダニやノミの予防・駆除薬はたくさんの種類があるため、当院ではその中でも比較的新しいモノ。そして安全性と有効性が高く、利便性のよいものを取り扱うようにしています。
具体的には、皮膚に垂らすスポットタイプと食べるタイプ、合わせて5種類をご用意。ワンちゃんに最適な予防薬を提案しますのでお気軽にご相談ください!
マダニにの予防期間は?
マダニやノミは年間を通して存在し被害のない時期はありません。
ですから、そもそも「予防期間」と言うモノも無いのです。あえて言うなら「常に予防してください」ということになります。
「フィラリアと一緒ぐらいの期間予防すればいいよね?」という「ふわっとした感覚」で予防している方が本当に多いのですが、これはNG
そもそも、なんでフィラリアとマダニやノミを一緒に考えるのでしょうか?
違う虫なんだかから予防法や、予防期間、治療法など全てが異なるのが当たり前です。にもかかわらず、なんとなく「ノミ・ダニ・フィラリア」というひとくくりのワードで考えてる方が多いのが現実。危険性もマダニやノミの方がはるかに高く、前述したように、ヒトが死亡する被害も多発しています。
何度もくどくてスイマセンが、マダニやノミの予防とフィラリアの予防は全くの別物です。
分けて考えて、しっかりとマダニやノミの予防を心がけてください。
マダニやノミの予防、フィラリア予防については過去ブログでも詳しく解説してきました。参考になる記事をいくつか貼り付けておきますので興味がありましたらご覧ください。
この記事では、マダニやノミ予防だけでなく、狂犬病やフィラリア予防についても詳しく解説しています。
この記事では、皆さんが間違えやすいポイント「予防時期」についてのお話し。マダニやノミ予防だけでなく、フィラリアなども解説。
2022年と、少し前のブログ記事ですが、マダニによる被害についてまとめています。ぜひご覧ください。