我が家のわんこの歯科治療

こんにちは☆

スタッフの猪又です。以前、インスタグラムでもご紹介しましたが・・・私の実家のわんこ『ルー』の歯科治療をしていただきました。

今回は当院での歯科治療の簡単な流れをご紹介したいと思います(^^)

 

ルーくん、高齢なのでわんドックを受けました。もともとの持病の膀胱結石のほかに見つかった病気が!!

 

重度の歯周病でした。

今まで、お恥ずかしながらハミガキなどはしたことがなく12歳になりました(;´・ω・)

 

治療当日。朝食を抜いて来院!本犬はお腹を空かせてちょっとそわそわ。

来院後、まずは血液検査をしました。

高齢なこともあり一通りの項目をチェック!

その後、X線検査や腹部超音波検査などで全身状態を詳しくチェック。幸い全身麻酔をかけるのに支障はなかったので準備を進めます。

まず、静脈点滴を開始。そして『ICU室』に入りました。

湿度・温度・酸素濃度が管理されているので快適に治療までの時間過ごします。

 

そして、いよいよ手術室へ!

当院の歯科治療は(当然のことですが)全身麻酔をかけて治療を行います(なぜ全身麻酔をかけるのかというのはこちらもご覧ください→歯石除去 ~ひめちゃんの1日~ part1)

 

さて、治療前の口の中はこんな感じでした。

 

まず、大きな歯石を取ります。スケーラーと呼ばれる機械で細かな歯石や歯肉の奥(歯周ポケット)の汚れをとります。

歯石は治療に邪魔になるから取るのでそれ自体が目的ではなく「取ったら終わり」ではありません。実際は歯周ポケットの細かい作業を実施してもらいました。

 

歯周病がひどく、グラグラの歯や抜いたほうが良い歯は抜きます。抜いた所はきれいにして、状況によって歯肉を形成して縫合します。

その後、2種類の研磨剤を使って歯の表面を磨き、ツルツルにします。スケーラーで汚れを落としただけでは歯の表面がザラザラの状態です。研磨剤を使うことでより綺麗になります。

最後に歯周ポケットにお薬を入れて終了!!

 

実際は、この作業を1本1本丁寧に行います。

綺麗にピカピカになりました(^^♪

その後、再び『ICU室』に入ります。今回は抜歯もしたのでしっかりと鎮痛薬を使い1泊入院しました。

その後、1泊の入院を終え自宅でリラックスしているルーくんの写真が届きました。本犬もすっきりしたようで、お口を気にする様子もなくなったそうです。

実家の父もやって良かったと言っていました。今ではハミガキをなるべくがんばっているそうです(^^)/

 

以上が、歯科治療の簡単な流れです。歯周病は思っている以上にわんちゃん・ねこちゃんにとって不快なものです。表面に見えている歯よりも歯肉に隠れている部分に進行が広がっている場合も多々あります。

 

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