🌸4月になりました。ワンちゃんを飼っている皆様にとっては、狂犬病予防💉のシーズンとなりました。詳しくは、この記事や当院のLINE@でご確認ください。
狂犬病予防スタート!
4月になると、市からハガキが来ます。そう、狂犬病予防の時期となりました。当院では、いつでも注射の準備をしています。お時間のある時に、ご予約の上ご来院ください。
予約制になったとはいえ、4月は狂犬病予防注射の患者さんで混みあいます。特に土曜日は混雑します。「いつが空いてるの?」という質問を良くお受けするのですが、最近の傾向だと「平日の午後3:30~5:00」が最も混雑の少ない時間帯です。ぜひご検討ください。
狂犬病予防の料金案内
- 注射料金 ¥2,950→こちらはクレジットやpaypayでの支払いも可能です。
- 注射済手続料金 ¥550→こちらは必ず現金でご用意ください。当院から市に納めるお金です。
※なお、登録をしていない患者さんについて(例えば子犬で初めての狂犬病など)は、当院で登録を行います。別途、登録料として¥3,000を現金でご用意ください。こちらも市に納めるお金となります。
猫ちゃんの早期予防キャンペーンは4月末まで!
猫ちゃんのフィラリア・ノミなどの早期予防キャンペーンは4月末までとなっています。
この機会に予防を始めて、お土産を持って帰ってくださいね!
↓予防用カレンダー↓もお配りしています。どうぞお気軽にご来院ください(猫ちゃんが来院する場合はご予約をお願いします)。
サプリメント「アンチノール」値上げとなりますm(__)m
大変申し訳ございませんが、ご好評いただいているサプリメント「アンチノール」が4月1日販売分より値上げとなります。
以前からお伝えしているように、この3~4月はメーカー値上げが相次いでいます。日本にいると気づきにくいですが、世界的にはインフレとなっており、特にコロナ禍以降は物価の上昇スピードが速くなっています。
動物用製品のほとんどが外国製であり、今後も各製品の値上げは避けられないと思います。
アンチノールについては、メーカーからの値上げ幅が大きく、当院としても大きな値上げとなります。大変申し訳ございませんが、ご理解よろしくお願いいたします。
さて、ここからは雑談となるので時間のない方は読み飛ばしてください。
実は、当院では今まで「アンチノール」の価格をかなり下げて販売していました。すごく効果的な「サプリメント」なので皆様にぜひ使っていただきたいという、そういう思いで価格設定をしていたわけです。
しかし、どういうわけか多方面に情報が知れわたり、当院にかかっていない方(時には北海道からも問い合わせアリ💦)からも頻繁に「販売してほしい」という声があがっていました。まあ、売れば儲かりますから、フツーの小売業ならどうぞどうぞと販売するわけですが、私たちは動物病院ですから、サプリメントとはいえやはりかかっているお医者さんのところで購入してほしい、という思いがあります。
あまりに価格を下げてしまったため、こういう事態を招いたようで反省しています。
今回、当院で販売する「アンチノール」も新たな価格設定となりますが、一応、それでもメーカー価格よりは少しだけ安くなっています。
皮膚、関節などのコンディションの維持に良いことは多数の論文で証明されています。また、腎臓や心臓など多くの臓器のの老化にも有効とされています。ちょっと大げさですが、まさに体全体に働いてくれる「スーパーサプリメント」だと思っています。値段は少し高くなってしまいますが、余裕のある方はぜひ長く続けてみて下さい。
本当はおそろしい「マダニ」。気を付けていますか??
要警戒⚠。マダニ媒介感染症、SFTSのニュースが増えています。
2月のニュース。
マダニ感染症 宮崎県内2人発症1人死亡 1人は猫の血液からか
そして、3/31のニュース。
マダニに咬まれ重症熱性熱性血小板減少症(SFTS)に感染か。高齢女性、農作業中に咬まれたか…
SFTSは、マダニ媒介の感染症で、日本で初めて報告されてからまだ10年経っていない、比較的新しい感染症です。
マダニがSFTSウイルスを持っており、ヒトだけでなく、犬、猫、多くの野生動物に感染します。死亡率の高いとても恐ろしい病気です。
最近、特に問題になっているのは「猫」でこの病気の感受性が高いとされています。そして、猫には猫特有の問題である「野良猫(=飼い主のいない猫)や地域猫」などという存在があります。これがヒトへの被害に結びついているケースが報告されているのです。
つまり、この2月のニュースのように、地域猫や野良猫の世話で感染してしまう例が報告されているということ。
少し前には野良猫を診察した獣医師と動物看護士がSFTSになり(幸い助かったそうですが)かなり危険な状態になったというニュースもありました。
SFTSは死亡率も高い病気で、本当に本当に気を付けなくてはいけません。
特に具合の悪そうな野良猫については、絶対に安易に触らないでください。この数年の「新型コロナ」で皆さんも十分身に染みたと思いますが、伝染病は本当に怖いものです。伝染病は眼で見えません。「いるかも?」という慎重な感覚がとても重要です。
話はそれますが、私たちも外来診察で危ない伝染病を少しでも疑ったときは、かなり慎重に診察を進めます。一般の方からすると「やりすぎ」みたいに見えるそうですが、眼で見えない伝染病は本当に慎重に扱わなくてはいけません。
「うちの子を汚いものでも触るように診察するな!」という意見をいただいたこともありますが、まあ気持ちはわかりますが、危険な伝染病を疑った場合は相当慎重な扱いが必要です。万が一、伝染病が判明した後からでは遅いのです。
また、この時期になると、幼鳥を素手で拾ってくる子供が増えますが、これもなかなかと危険な行為です。鳥も「野生動物」で様々な病原体を持っています。お子様のいらっしゃる親御さんは「野生動物との接し方」について一度しっかりお話ししていただくことをお勧めします。
すいません、話を猫に戻します。
可哀そうな猫に手を差し伸べる方の気持ちはとてもよくわかりますが、まずは自分の身の安全があってのこと。野良猫の保護や世話をよくする方は、うつる可能性のある感染症について調べ知識をつけておく、そして予防策を取って接するなど、慎重に行動するようにしてください。猫からうつる伝染病はSFTS以外にも山ほどあります。ぜひ知っておいてください。
もちろん、皆様の愛犬、愛猫もこのような病気にならないように、マダニやノミの予防を忘れずにお願いします。そしてとても誤解が多いのですが、マダニやノミは一年を通して被害があります。
どうしても「フィラリア予防と一緒」と思い込んでいる方が多いのですが、全く別のモノ。確かにフィラリアは予防期間が決まっていますが、マダニやノミとは全く別モノで何の関係もありません!
たくさんの飼主さんと接してみると、みなさん「フィラリア」はとても恐れているのですが(モチロン怖い寄生虫ですが)、マダニやノミは軽く考えているという人が多いと感じています。実際は、被害の数、ヒトへの影響を考えると、圧倒的にマダニやノミの方がキケンな存在です。
厚生省のHPなどでも情報が得られますので、ペットを飼う方はみなさんぜひ一度調べて、知識をつけていただくことをお勧めいたします。
ペットの予防法やお薬の処方についてはいつでもご相談ください。当院では数種類のマダニ・ノミ予防駆除薬を用意しています。生活スタイルなどにより、最適な予防薬をご提案いたします。
↑厚生省のマダニ被害啓発ポスターは「ゆるキャン△」とコラボしています。それだけ、マダニの危険性を多くの方に知ってほしいということなのです。