安全な全身麻酔と痛みの少ない手術を心がけています
外科手術は、あくまで治療の選択肢の1つにしかすぎません。初期の病気だろうと「外科手術が最善の治療」であればその提案するのが獣医師の仕事です。ところが実際は、「しばらくお薬で様子をみて・・・」とか、「どうしょうもなくなったら手術を・・・」などと、外科手術は病気が進行してから行う、最後の砦のように考えている方がとても多いのです。
しかし、全ての病気に言えることなのですが、適切なタイミングで適切な治療をしないと、その多くがだんだんと進行し、結局治療がとても難しくなってしまいます。もし、最適な治療が外科手術であるならば、その手術のタイミングを逃してしまうと、のちのち動物たちはとても苦しい思いをするのです。
手術が必要な状況にもかかわらず、飲み薬などで様子を見る治療を続け、動物の具合がどんどん悪くなってからようやく手術、というのは実は最悪のパターンといえます。
当院では、ご家族と病気の動物が安心して外科手術を受けていただけるように、「安全な全身麻酔」「痛みの少ない手術」を常に意識しております。手術についての不明点や疑問点は遠慮なくお尋ねください(※当院で実施が困難な手術は二次診療施設をご紹介して対応しています)。