こんにちは。6月に入り梅雨っぽくなっていますね、でもコレが過ぎればもう夏!
お出かけ行楽シーズンとなりますが、各種予防はお済ですか?
よくある質問をまとめましたので参考になさってください♬
【質問①】フィラリア予防はいつから?もう6月だし今からじゃ意味ないですか?
この地域のフィラリア予防の開始推奨時期は5月末~6月頭です。この時期から初めていただければまず確実に予防できます。ちなみに、もし開始が7月や8月などなど遅くなってしまっても、予防をする意味はちゃんとあります!ただこの場合は5月~6月の感染が制御できていない可能性があるので確実な予防にはなりません。確実な予防をご希望の方はお早めに!
※フィラリア予防前には、フィラリア抗原検査(血液を一滴いただき10分程で結果がでます)が必要です。検査を済ませた方には素敵なプレゼントをご用意しています!
【質問②】フィラリア予防って必要?したくないのですが・・・?
結論から言うと、フィラリア予防は「任意の予防」ですから予防する・予防しないはご家族の自由です。病院の立場としては、フィラリアは終わった病気ではなく、いまだしばしば感染犬を診察しますので予防を強く推奨しています。フィラリアが体内に住み着いてからの治療はとても難しくなります。
【質問③】これから夏になるし、マダニの予防はそろそろ始めたほうがいいんですかね?
マダニの予防でとても重要なのは、実は「予防時期は決まっていない」ということです。なぜなら、マダニは(フィラリアとは違って)一年を通して被害のリスクがあるからです。確かに気温の低い時期は被害が少なくはなりますが、無くなるわけではありません。ワンちゃんの生活スタイルによっては一年を通しての予防が推奨されます。熱く(夏に)なってからとお考えの方が多いのですが、実際は「少し暖かい」3月にはすでに被害が多数出ています。実際はフィラリアよりも早め早めの予防を心がけてください!
【質問④】狂犬病予防はいつまでにすれば??
行政は、6月末までを目安に接種を済ませるように指導しています。体調不良、病気治療中などで接種が難しい場合は個別にご相談ください。
【質問⑤】猫なのですが、フィラリア予防ができると聞いたことがあるのですが・・・?
はい、猫ちゃんもフィラリア予防が可能です。猫のフィラリアは、犬のフィラリアとは「病態」が異なり、犬が寄生性の比較的マイルドな病態とすれば、猫の場合は異物侵入に対するアレルギー的な病態と言えます。非常に強烈な症状を出し、突然亡くなってしまうケースもあり、近年は予防が強く推奨されています。予防方法は専用のスポット剤を月一回使用します。フィラリアだけを予防したい場合は5~6月頃にスタートし12月頃に終了です。ノミやその他寄生虫も同時に予防したい場合は一年通して予防すること(通年予防)もとてもお勧めです。
さて、代表的な質問にお答えしました。他にもご質問があれば、随時ご相談ください。
楽しい夏に向けて、今のうちに予防を済ませておきましょうね~!