こんにちは。
暖かくなっていきました。桜もチラホラだとか🌸??春本番までもうあと少しです!
さて、現在はとりの動物病院では猫ちゃん向けの予防キャンペーンを実施しています(=^・^=)
★ノミ+フィラリア予防用のお薬を始めた方への素敵なプレゼント★
①2017年4月始まり、猫予防用カレンダー
毎年恒例のカレンダーです。いつも通りめちゃくちゃかわいいですよ!
②動物病院専用チャオちゅ~る(ちゅ~るのプレゼントは4月末まで)
あの「チャオちゅ~る」が動物病院専用バージョンになって新登場!!既に大変ご好評いただいております(欠品しそうです💦)。「ちゅ~る」は予防用薬1回分につき1本を差し上げてます。
さて、そもそも、なぜ予防を推奨しているのか??、ちょっとお話をしておきましょうね。
【ノミ】
まずノミです。多くの方はその存在を知っていると思います。ノミは本当に猫によくつく寄生虫です。外出している猫ちゃんではノミの危険は常にあると思ってください。しかし室内飼育メインでも被害の恐れがあるのがこの「ノミ」という寄生虫。実際に、「うちの子は外出しません!」という方の猫ちゃんがノミだらけになっていることも💦(ウソのようですがホントの話です、コワイコワイ)。
ノミは色々なルートで容易に室内にも侵入しやすいのと、サイズが小さいのでわかりにくいのですね。成虫はなんとか眼で見えますが、幼虫、卵、さなぎはムリですね。いったん室内に侵入すると猫に寄生し、そこでノミの生活サイクルができてしまい大繁殖。。。室内飼育の猫がノミだらけというのは、こういうカラクリがあるようです。猫ちゃんがノミの予防をしていれば、ノミに血を吸われることもなく、つまりノミの生活サイクルを断つことができますから、大繁殖もおこりません。万が一侵入しても安心というわけなんですね。
さて、ではノミはいつ予防すればよいのでしょうか?
実はノミは1年を通して野外に存在していますので、リスクがゼロという時期はないのです。1年通してリスクあり。ただし、暖かくなると、そのリスクがとても高くなります。ちょうど今月のような季節から被害が急増という感じです。
ですので、、、予防する時期としては・・・
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外出する猫ちゃん→1年通して
-
室内飼育メイン→3月ごろから
というのが一つの目安でしょうか。わからないことがあれば随時ご相談くださいね。
では、続いて・・・
【フィラリア】
犬の病気として有名なフィラリア。近年は猫の感染も話題になっており、多くのトラブルも報告されています。
ただし、犬のフィラリアと猫フィラリアはだいぶ病気の本質が違います。詳しくお話しすると難しくなってしまうので割愛しますが、猫のフィラリアは、これによる急性の呼吸障害(HARD)を主とする病態と言えます。
大事なことは、猫のフィラリア症は
- 検査
- 診断
- 治療
このどれもが非常に難しいということ。
当院でも、年間数頭ほど、フィラリア感染によるHARDかも??というような、急性の呼吸障害に陥った猫ちゃんが来院するのですが、なかなか確定診断に至りません。フィラリア感染によるHARDでは、最悪のケース死亡することもあったりします。
こっちもオソロシイですね。。。
逆に、フィラリアの「予防」はとてもカンタンなだけに、非常に価値があります。月イチで動物病院でお渡しするお薬を使っていただくだけです。
安全性も高く、前述の「ノミ」を含めた様々な寄生虫を同時に予防することができます。「ノミ」の予防についてはみなさん意識が高く、ホームセンターなどで薬を購入している人も多いのですが、そこを動物病院で処方する予防薬に替えるだけで、このおそろしい「フィラリア」も予防可能になっちゃいます!!
最近では、猫ちゃんのフィラリア予防の認知も高まってきており、むしろ「フィラリアを予防したいんだ!」という方も増えてきました。フィラリアだけの予防でよければ、5月ごろからの投薬でOKです。
でもせっかくなので、早いうちから初めることで、「ノミ」を含めた様々な寄生虫を予防しておきましょう。当院からのオススメです。もちろん、1年を通しての予防もとてもお勧めですよ♪
それでは、お早目の予防をご検討ください。